HOME >> 第23回研究会・ 「資源循環型社会構築のための超硬工具(タングステン)回収促進事業」第1回研究会
一般社団法人ネオマテリアル創成研究会
(一社)ネオマテリアル創成研究会では、資源・エネルギー・環境の課題をテーマに、ものづくり中小企業に対して新事業の創出、新製品の開発を促進し、イノベーションの創出を図ることを目標に活動しております。
第23回研究会は、資源再生をテーマに、経済産業省より採択された「平成25年度資源循環実証事業」の補助事業「資源循環型社会構築のための超硬工具(タングステン)回収促進事業」第1回研究会と併催して開催致します。
皆様の多数のご参加を期待しております。
日時 | 平成25年11月19日(火) 13:15~16:45 (交流会:17:00~18:30) | |
場所 | ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター) 5階 特別会議室 〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目3-49 / TEL 06-6910-8500 |
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主催 | 一般社団法人ネオマテリアル創成研究会 | |
共催 | 公益財団法人京都高度技術研究所 、立命館大学、一般社団法人レーザプラットフォーム協議会 | |
後援 | 近畿経済産業局、尼崎市、尼崎商工会議所、尼崎工業会、一般財団法人大阪科学技術センター | |
参加者数 | 100名(先着順) | |
参加費 | 研究会: | ネオマテリアル創成研究会 正会員は4,000円、 メルマガ会員は7,000円 共催団体 会員は4,000円 いずれも未入会の方は10,000円 ※未入会の方は、ネオマテリアル創成研究会 個人会員の年会費を含む |
お問い合わせ先 | 一般社団法人ネオマテリアル創成研究会 (担当:三原、鶴山、古本) 〒660-0083 尼崎市道意町7 丁目1 番3 尼崎リサーチ・インキュベーションセンター 623号 TEL:06-6412-8110 / FAX:06-6439-7051 / E-Mail: info[at]neomaterial.org |
13:15-13:20 | 開会挨拶 |
13:20-13:25 | 来賓挨拶 |
近畿経済産業局 地域経済部 次長 森口 悦光 氏 |
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13:30-14:30 | [基調講演] 資源問題の新段階から見た都市鉱山開発の意義と課題 |
(独)物質・材料研究機構 特命研究員(元素戦略) 原田 幸明 氏 |
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発展途上国での需要の急増と新たなイノベーション創生期待を背景に資源需要が高まる中で、資源問題は今世紀に入って新たな段階を迎え、資源の金融コモディティー化を背景として資源供給の変動が常態化する状態になってきている。このような中で都市鉱山開発は、既利用物質の再利用による資源の拡大のみならず、資源の供給と消費の偏在性を克服し資源供給リスクに備える一方策としての役割が大きくなっている。しかし、リスク保障と定常的な経済安定性の両立は難しく、今年から施行された小型家電リサイクルは運用を誤れば安価な海外のe-waste処理に依存した鴉食リサイクルに道を譲る危険性もはらんでいる。そのためには、リサイクル業がアーバンベネフィシエイション(都市選鉱)を行う資源仕分業として自立すること、抽出業がリサイクル物を汎用金属塊として市場に戻すだけの換金リサイクルから、ハイテク原料へと循環させるファインケミカルリサイクルへと変わっていかねばならない。 | |
14:30-14:40 | 休 憩 |
14:40-15:10 | [話題提供(1)] (仮)超硬切削スラッジからのタングステン回収フロー |
日清鋼業(株) 非鉄カンパニー 非鉄化学部 非鉄化学室 中末 隆士 氏 | |
当社のレアメタル事業である超硬切削スラッジからのタングステン酸カルシウム回収フローのご紹介と、超硬スラッジ等の原料集荷・タングステン製品(人工シーライト)販売の現状及び今後の事業展開についてご説明いたします。 | |
15:10-15:40 | [話題提供(2)] (仮)レーザー加工による円筒外周面 への形彫 |
(株)ヤスオカ 専務取締役 安岡 直樹 氏 | |
アニロックスロールとは: フレキソ印刷技術においてアニロックスロールと呼ばれるロールの技術革新は印刷品質の上位化と安定性に大きく貢献してきました。アニロックスロールは表面をセラミックコーティングされており、古くは機械加工で彫刻されてきましたが、近年ではレーザー加工を用いて微細な形状を彫刻することが可能となっております。 アニロックスロールの超硬化: アニロックスロールの技術を応用して、近年では印刷だけでなく液晶や太陽電池、その他電子部品の分野などでも薄膜コーティング技術として使用される様になってきております。しかし、既存のセラミック被膜のアニロックスロールでは使用する液体によっては短期間で摩耗してしまうものもあり、その耐久性に課題を持っております。そこで、被膜をセラミックから超硬に変えた時に耐摩耗性を向上できるのではないかと期待を寄せております。今回の開発の中で、様々な超硬の材質で加工テストした結果、超硬の組成によっては低いエネルギーでの加工と品質の向上を狙えるのではないかと考えており、新たな溶射材料の開発を期待しております。 |
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15:40-16:10 | [話題提供(3)] レアメタル回収方法の提案 |
和歌山大学 システム工学部 精密物質学科 准教授 矢嶋 摂子 氏 | |
レアメタル(白金族やレアアースなど)を回収する方法として,イオン選択性の吸着剤を設計・合成し,利用することを考えています。その方法についてお話し,実際に吸着を行った結果についても述べたいと思います。 | |
16:10-16:40 | [話題提供(4)] 3Dプリンターの現状及び採用事例のご紹介 |
八十島プロシード(株) 技術統括マネージャー 河野 浩之 氏 | |
3Dプリンターの種類と使い分けについてご説明を致します。デザイン、建築、試作、医療等での実際に採用された事例と、少し変わった採用事例及びデジタルデータの活用方法についてもご紹介いたします。 | |
16:40-16:45 | 閉会挨拶 |
講師・ネオマテリアル創成研究会関係者を囲んで情報交換を行う場です。
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