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一般社団法人ネオマテリアル創成研究会は平成27年3月末をもって解散いたしました。 なお、超硬工具回収センターは社会的責任、超硬工具の国内循環がいまだ道半ばで あることなどで、内外から継続して活動するようにと言う強い要請を受けて、活動を継続し、 超硬材料回収の道筋をつけることになりました。 従いまして、これまで通り、超硬材料を回収いたします。
【新組織】
ネオマテリアル研究会 超硬材料回収センター
ものづくり産業の機械加工の主要な切削・圧造工具は超硬(炭化タングステンとコバルト)を主材料にしており、この数十年間工作機械が一万回転/毎分を超える超精密加工を実現し、超硬工具が精度・生産性を向上させる主役となり、日本はその最先端を走っています。
この主要元素のタングステンはその埋蔵・生産量を中国が約70~75%を占め、中国自らの産業育成の為に、輸出制限等の資源保護主義を推し進めて来ています。尚且つ超硬工具のリサイクルではドイツが先進しており、日本は本格的な高品質の超硬のリサイクルは緒に就いたばかりです。
日本では主に切削・圧造工具用素材の超硬を年間輸入・製造量(約5~6千トン)であり、その約20%はリサイクルされているが、10%は未回収です。また海外に流出しているものは、ドイツ・中国には全量の55%に達しています。タングステンは初期は非常に安価であったので使い捨てをしており、最近では全世界的に枯渇資源の一つとなり、素材価格の世界相場が高騰し、日本のものづくり産業の国際価格競争力を低下させようとしています。
都市鉱山化した、又海外へ流出している超硬のリサイクル率を高めて日本のものづくり産業の活性化と価格競争力を維持して行く為にリサイクル産業を育成・地球温暖化防止・資源・エネルギーの循環型社会構築に是非お力をお貸し頂けますようにお願い申し上げます。
様々な産業分野で活躍している超硬工具。その材料である超硬合金組成は約80%がタングステンです。しかし、タングステンは中国を中心とする特定国に偏在しており、輸出国の政策的な観点から価格や供給に対して常に不安な状況が続いています。近年、タングステン価格は更に高値を推移しており、政府においても海外資源の確保や代替材料の開発、国内でのリサイクル政策が実行されつつあります。
我が国では、超硬工具メーカーを中心とする国内リサイクルは、依然20%程度に止まり、リサイクル率向上に向けた取り組みは今後の大きな課題になっています。
タングステンリサイクルの最大の課題は、使用済み超硬工具の回収です。リサイクル率向上を目指す為には、超硬スクラップの回収システムを確立させる事が最大の課題であります。超硬スクラップが海外に流出または廃棄されていてはリサイクル率向上は望めません。私たち超硬工具回収センターでは、特に海外流出、または廃棄されている超硬スクラップを我が国の資源として、如何に国内循環させるかを最大の課題とみております
超硬工具スクラップのマテリアルフロー図(2010年)
【出典】
経済産業省「平成23年度3Rシステム化可能性調査(超硬工具スクラップの回収促進事業)報告書」
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)
そこで我々は、第一歩として身近なところからはじめることにしました。
現在未回収の超硬材料を回収し、国内リサイクルに供すること。タングステン枯渇問題を理解していただき、海外流出を防ぐための広報活動。これがまず第一歩です。
将来的には、国内で製造した超硬工具を全量国内リサイクルに向けての第一歩です。国内の、私たちの工業技術、産業の現状と将来を守るために、協力ください。
平成24年4月1日に本超硬工具回収センターを設立後、近畿経済産業局などの支援指導の下、経済産業省から一般財団法人日本立地センターが受託した「平成24年度地域新成長産業創出促進事業費補助金(イノベーション基盤強化事業)」の一環として「希少金属回収事業化による循環型社会構築モデル事業」を一般社団法人ネオマテリアル創成研究会が再受託を受けて、超硬工具回収事業の推進を加速させました。平成25年3月にはイノベーション基盤強化事業の地域間連携事業成果報告会において本回収センター 三原副センター長が超硬工具回収事業の成果発表を行いました(日刊工業新聞2013年3月27日付け6面)。その参加者から本事業への高い関心が示されると共に支援の声が届いています。
また経済産業省は平成24年度にタングステンリサイクルを目指して、超硬工具回収に関する公募事業を公表し、平成25年1月には一般社団法人ネオマテリアル創成研究会が清水電設工業株式会社と共に経済産業省の「平成24年度資源循環実証事業 超硬工具回収率向上を実現するための回収システムの構築事業」を受託して、現在 本回収事業の効率化とともに量拡大を図っています。
超硬工具回収は会員になっていただき、情報の共有をしながら行います。
入会方法は下記『入会について』の項目を御覧ください。買取価格は入会後に会員専用システムで随時確認できます。
回収箱を配布いたしますので、ご利用ください。
宅配便、引き取り、持ち込みより選択していただきます。
区分 | 会費 | 区分内容 |
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正会員 | 無料 | 本会の目的に賛同する法人 |
賛助会員 | 本会の目的に賛同する公益法人、一般財団・社団法人・特例民法法人等の団体 | |
特別会員 | 大学などの研究機関及び公的な機関・団体に所属する学識経験者であって、本会の運営に助言できる |
使用済み超硬工具の回収は、会員企業が対象です
入会方法は下記の2通りございます。
WEBでの登録 | |
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オンラインにて入会申込みができます。 下記「申込み手続き」をクリックしてください。 |
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※間もなく利用できます |
FAXでの登録 | |
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「入会申込書」に必要事項をご記入頂き、 事務局へFAXにてお申し込みください。 |
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(入会申込書 Word形式) | |
(入会申込書 PDF形式) | |
FAX:06-6195-1116 |
ネオマテリアル研究会
〒555-0001
大阪市西淀川区佃5丁目6番45号
TEL:06-6195-1000
FAX:06-6195-1116
Mail:info@neomaterial.org ※「@」を半角に変更してください
URL:http://www.neomaterial.org