HOME >> 第18回研究会 開催のご案内
(社)ネオマテリアル創成研究会では、資源・エネルギー・環境の課題をテーマに、ものづくり中小企業に対して新事業の創出、新製品の開発を促進し、 イノベーションの創出を図ることを目標に活動しております。
今回は「資源ビジネス」をテーマに今後の枯渇問題を考える参考としてレアメタルの宝庫と言われるナイル河流域の現状を基調講演として紹介すると共に、リサイクル・リユース・リデュースの観点から話題提供をしていただきます。
皆様の多数のご参加を期待しております。
日時 | 平成24年2月2日(木) 13:30~19:30 (講師・関係者を囲む会 18:00~19:30) | |
場所 | 龍谷大学 アバンティ響都ホール 〒601-8003 京都市南区東九条西山王町31 アバンティ9階 / TEL 075-671-5670 ※ アバンティの東エレベーターにてお越し下さい。西エレベーターは9階に止まりません。 |
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主催 | 一般社団法人ネオマテリアル創成研究会 | |
共催 | 京都環境ナノクラスター(中核機関;財団法人京都高度技術研究所 ASTEM)、 立命館大学、龍谷大学 |
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後援 | 近畿経済産業局、財団法人大阪科学技術センター | |
参加者数 | 120名(先着順) | |
参加費 | ネオマテリアル創成研究会 正会員は4,000円、 メルマガ会員は6,000円 共催団体 会員は4,000円 いずれも未入会の方は8,000円 |
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お問い合わせ先 | 一般社団法人ネオマテリアル創成研究会 (担当:三原、福島) 〒660-0083 尼崎市道意町7 丁目1 番3 尼崎リサーチ・インキュベーションセンター 637号 TEL:06-6412-8110 / FAX:06-6439-7051 / E-Mail: info[at]neomaterial.org |
13:30-13:35 | 開会挨拶 |
京都環境ナノクラスター 事業総括 / |
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13:35-14:35 | [基調講演] 21世紀の人類にもたらすナイルの賜物 -ナイル川諸国の鉱物資源- |
京都大学大学院 工学研究科 物質エネルギー化学専攻 教授 西本 清一 氏 |
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古代ギリシャの歴史家ヘロドトスは、その著書「歴史」のなかに、ナイル川がもたらす豊富な耕地(農業資源)と水資源を指して「エジプトはナイルの賜物」と記したが、燐鉱石や石油など第三の鉱物資源も豊富である。ナイル川上流で、東アフリカを南北に貫く地殻の裂け目「アフリカ大地溝帯」に位置するウガンダ、コンゴ、ルワンダ、ブルンジ、タンザニアはレアメタルを含む多様な鉱物資源を産出することについて発表いたします。 | |
14:35-15:05 | [話題提供(1)】 リムーバルされどリカバリーそしてリユースまたはリクラメーション:水処理の視点から |
立命館大学 理工学部 環境システム工学科 教授 中島 淳 氏 | |
水処理とは、水に共存する不要かつ邪魔なマテリアルを除外除去(リムーバル)する技術であり、有価なマテリアルでは回収(リカバリー)技術にもなります。こうして価値が高まった水やマテリアルは再生(リクラメーション)され再利用(リユース)される・・・とよいのだが。 | |
15:05-15:35 | [話題提供(2)】 機能性吸着材と超伝導磁気分離による技術展開 レアメタル・レアアース回収技術 |
(株)MSエンジニアリング 代表取締役 仁木 丈文 氏 |
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磁気を利用した分離技術は多くの分野で展開を見せてきました。磁性を持たせた吸着等の機能を持つ担体と、強力な超伝導磁石で作る強くて大きな磁場を使って、今まで考えられなかった応用が広がってきました。 1.重金属などで汚染された土壌の修復技術 2.放射能汚染された水/土壌/汚泥/飛灰などの除染技術 3.蛋白や酵素等の精製技術 4.レアメタル・レアアース回収技術 これらの4つの取り組みとこれからについて紹介いたします。 |
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15:35-15:45 | 休 憩 |
15:45-16:15 | [話題提供(3)】 AlN/Al/AlNナノ積層化による高性能透明断熱シートの開発 |
小川創造技術研究所 代表 小川 倉一 氏 |
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赤外線を選択的に遮断する省エネ技術としてニーズが高まっている透明断熱シートにおいて、その構成が希少金属であるAg合金薄膜とITO薄膜多層膜が利用されており、低コスト化、高性能化が望まれている。本講演では、Al薄膜とその窒化物であるAlN薄膜をナノ積層化することにより、低価格な高性能透明断熱シートの開発に取り組んでおり、その概要について紹介いたします。 |
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16:15-16:45 | [話題提供(4)] 高温超伝導(HTS)直流送配電システムの可能性と材料開発 |
中部大学 超伝導・持続可能エネルギー研究センター 教授 山口 作太郎 氏 | |
1987年に高温超伝導体が発見されてから20年以上経過し、ようやく実用レベルの高温超伝導テープ線材の性能が安定し、供給量も増えてきました。同時に価格も2005年以降大きく下がってきて、送配電を中心に多くの応用が検討されています。特に、直流応用では低温に保持される部分がほぼ完全に発熱しないので、冷凍機系への熱負荷は外部からの熱侵入で決まります。このため、熱侵入低減によって性能・コスト的にも銅ケーブルを凌駕する可能性が高まってきました。以上の状況を中部大学が2005年から行っている超伝導直流送配電システム研究を中心に紹介し、今後の開発について主に熱侵入を低減するための材料への要請などを中心に述べます。 | |
16:45-17:15 | [話題提供(5)] 超硬工具回収センター設立について |
清水電設工業(株) 代表取締役会長 / (社)ネオマテリアル創成研究会 理事 清水 政義 |
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超硬工具に用いられているタングステンは大半を海外(特に中国)からの輸入に頼っています。しかも使用済工具の7割は海外に輸出されており我が国には3割しか残らないのが実態です。枯渇資源問題を考える活動を進めてきたネオマテリアル創成研究会ではこの度「超硬工具回収センター(仮称)」を設立する運びとなりました。中小企業を対象に使用済工具を回収するネットワークを構築し、3R(リサイクル・リユース・リディユース)活動を行い我が国におけるタングステンの再生率向上を目指す本センターの活動内容を紹介いたします。 | |
17:15-17:35 | [活動報告] ネオマテリアル創成研究会の活動報告 |
(社)ネオマテリアル創成研究会 専務理事 三原 孝夫 | |
ネオマテリアル創成研究会の平成23年度 活動報告と平成24年度 活動概要について発表いたします。 | |
17:35-17:40 | 閉会挨拶 |
学校法人立命館 副総長 / (社)ネオマテリアル創成研究会 副理事長 村上 正紀 |
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