HOME >> 自然順応型ネオマテリアル創成フォーラム 第3回研究会開催ご案内
2007.10.04 | 自然順応型ネオマテリアル創成フォーラム第3回研究会は多数のご来場をいただき盛況のうちに終了いたしました。 ご参加まことにありがとうございました! 開催記録はこちら |
経済産業省産業クラスター計画ネオクラスター推進共同体と、文部科学省知的クラスター創成事業京都ナノテク事業創成クラスターが連携し、近畿地域を中心に展開している自然順応型ネオマテリアル創成研究会の第3回研究会を開催いたします。この研究会は高機能・高付加価値なものづくりに不可欠な希少金属に焦点を絞り、枯渇・高騰・有害への懸念に対処するために、希少金属の減量戦略・循環戦略・代替戦略の観点に立脚して、企業が中心となって研究開発グループを形成し、事業化に向けた議論を中心とした運営をしています。
具体的には、金属(元素)を取り巻く環境が著しく変化している状況下にあって、新材料開発を促進させるため、近畿地域でのテーマ(課題)別研究会を企画し、各研究会では、企業の実際的な取り組みと研究者による学際的な先進研究開発状況を発表いただき、共通した材料課題を抽出する事を目的としています。
今回は、元素はニッケルを対象として、めっき・特殊鋼・ステンレス・触媒という分野から話題提供をして頂きます。皆様の多数のご参加を期待しております。
日時 | 10月 4日(木) 13:00~18:05 (交流会18:10~19:30) |
場所 | 新梅田研修センター 3階 ホール 〒553-0003 大阪市福島区福島6-22-20 / TEL 06-4796-3371 (地図) |
主催 | ネオクラスター推進共同体 (事務局:財団法人関西情報・産業活性化センター KIIS) 京都ナノテク事業創成クラスター (中核機関:財団法人京都高度技術研究所 ASTEM) |
共催 | 立命館大学、社団法人日本工学アカデミー |
定員 | 200名(お申し込み順で、定員になり次第締め切らせていただきます) |
参加費用 | 無料(ただし、交流会費3,000円は当日徴収いたします) |
お問い合わせ先 | ネオクラスター推進共同体事務局 財団法人関西情報・産業活性化センター 地域・産業活性化グループ内 担当: 三原、高鳥、福島 Tel : 06-6346-2981 / Fax : 06-6346-2443 E-mail : info@neocluster.jp |
13:00~13:05 | 開会 |
財団法人関西情報・産業活性化センター | |
13:05~13:10 | 自然順応型ネオマテリアルフォーラムの取り組み |
学校法人立命館 副総長 村上 正紀 氏 | |
13:10~14:00 | ニッケル需給動向と産業構造 |
三井物産株式会社 ステンレス原料・新金属部 ステンレス原料室長 須田 昌彦 氏 |
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(1)ニッケル需給の現状および見通し、(2) ニッケル業界における供給サイドの現状分析、 (3) ニッケルの地域別/用途(産業)別の需要分析、(4) ニッケル価格のメカニズム について発表いたします。 | |
14:00~14:50 | 産学官連携に対するシャープの取り組み(仮) ~環境先進企業を目指して~ |
シャープ株式会社 技術本部 副本部長 中嶋 義晴 氏 | |
シャープのオープンイノベーション戦略、産学官連携取り組みと具体的な事例の紹介、及び環境先進企業を目指す当社の取り組みについて発表いたします。 | |
14:50~15:00 | 休憩 |
15:00~15:30 | キレート樹脂による有価金属回収と不純物除去 |
ユニチカ株式会社 環境事業本部 市場開発室 主任 大地 佐智子 氏 |
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弊社では、重金属類を特異的に吸着するキレート樹脂を販売しており、上市以来、多くの企業でご使用いただいてます。今回は、昨年10月に新聞発表を行ったニッケルめっき処理排水からのニッケル回収を中心に、その他金属の回収、浴中の不純物除去による延命化等について、実例を挙げながら発表を行う予定です。 | |
15:30~16:00 | ニッケルめっきに代わる新規環境調和型スペキュラム(CuSn)合金めっきの開発 |
京都市産業技術研究所 工業技術センター 基盤技術グループ 表面技術チーム 研究担当課長 兼 京都ナノテククラスター 科学技術コーディネータ 水谷 泰 氏 |
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ニッケルはアレルギー疾患の原因となることから、特にEU諸国では装飾品へのニッケルの使用が規制されています。本講演では、ニッケルに対する国内外の規制の動向とニッケル代替を目的とした環境調和型非シアンめっき浴からのスペキュラム(CuSn)合金めっき技術の開発について紹介いたします。 | |
16:00~16:30 | MIM(金属粉末射出成形法)における希少金属材料の有効利用 |
太盛工業株式会社 工場長 嘉田 教夫 氏 | |
ステンレスを中心とした焼結部品を製造する中で、材料歩留まりを高め、不良率を低減させる中で、Ni等の希少金属を無駄なく利用している現状について説明いたします。 | |
16:30~17:00 | 薄板ばね製造における ステンレス材料歩留まり改善 |
株式会社特発三協製作所 代表取締役会長 片谷 淳一 氏 | |
プレス順送り加工例とマルチフォーミング加工例との材料使用量比較等、薄板ばね加工事例についてご紹介いたします。 | |
17:00~17:30 | 食品機械製造におけるステンレス鋼材使用量の削減 |
吉泉産業株式会社 代表取締役 佐々木 啓益 氏 | |
食品機械はステンレス鋼材が多く使用されていますが、その削減のための設計改善・歩留まり改善事例についてご紹介いたします。 | |
17:30~18:00 | 独創プロセスによるニッケル・ニッケル酸化物ナノ粒子の量産化 |
株式会社イオックス 代表取締役 中村 克弘 氏 | |
イオックスでは、ニッケルやコバルト、銅、鉄、銀などのナノ粒子を大量に安く、安定して製造する工業製法に、目処を付けました。新製造法の概要とこのプロセスで製造したニッケル・ニッケル酸化物ナノ粒子をご紹介いたします。 | |
18:00~18:05 | 閉会 |
財団法人京都高度技術研究所 |